「新宝島」カバー投稿しました

2023/09/18
※以前noteにて書いた以下の記事の移植です。


たこルカちゃんがベリベリキュートにできたからよかったら見てってね。


いうてカバーなのであんまり偉そうなことは語れないんですが、twitterじゃそんなに文字数語れない(語っても流れて残りにくい)ので今回は初めての試みとしてブログで音楽的なこととか語ってみたいな~と思います。

DTMは独学かついつも勘でやってるのでただの自己満足な語りとして読んでいただければと思います。まあ私個人用のチラシの裏だと思ってくれよ。


カバーを作ろうとしたきっかけ

なぜあのマイナーな曲しかカバーしないことに定評のあるつぶやきPがこの超有名曲である新宝島をカバーするに至ったかというと、現在つぶやきP入門者向けカバー曲マイリス作成プロジェクトを進めているところだからです。


これは具体的にどんなプロジェクトかというと、

  • つぶやきPのことトクロで知ったけどカバーだとどんな感じなのか知りたい……でもこの人知らん曲ばっかりカバーしてるから入りづらい……
  • つぶやきPのカバーを他の人に宣伝したいけど、この人知らん曲ばっかりカバーしてるから他の人におすすめしづらい……

という(主に私自身の実体験である)お悩みを解消するために、今敢えて超有名曲をカバーしまくって布教用再生リストを作っちゃおう!!というものです。
カバーを作成する基準は以下の通りです。

  • 私が所持するメンバーそれぞれのソロを一人一曲ずつ投稿(デュエットは基本なし)
  • それぞれのカバーにおいて、アーティストは被らせない
  • 私が「比較的このアーティストの曲は知ってる方」と言えるアーティストの曲だけをカバーする

ということで今回はこのプロジェクトの2本目として、サカナクションの超有名曲である新宝島をたこルカちゃんに歌わせることにしたわけです。ちなみにサカナクションでいうと私は過去にアイデンティティもKAITOくんに歌わせたことがあります。



個人的にたこルカちゃんとサカナクションの親和性結構高いと思うので今後も積極的に作っていきたいですね……


音作りに関して


シンセ音

今回はいつもの耳コピではなくヤマハさんから購入したMIDIを使用しました。別に私は耳コピするのが好きなわけではないからこういうのがある場合はできるだけ利用するぞ。


しかしそのMIDIを「どのような音で再生するか」は利用者にゆだねられています。やっぱり自分でDAWに読み込ませて音をいじったほうが格段に良い音になります。


しかし今回の曲はサカナクション。あの、めっちゃシンセ使ってるサカナクションです。
普段はロックバンドのカバーばっかりやってる人間にとってこれは鬼門です。プリセットに運よくいい感じの音があればいいですが、ギターとは違いプリセットを使うとコレジャナイ感のある音になる確率が高くなってしまうのです。要はギターよりごまかしがきかないのです。


ということで正直に言います。以下の動画の音作りをカンニングしました。



この冒頭の二つの音ですね。どっちもほぼまんま使っています。はい。パクりました。この動画ないと音作るの無理だったよ……ありがてえ……
二個目のピアノの音はFilterのtrkの値を上げたりとかしてもっとキレキレな音にできないかと悪戦苦闘しましたができませんでした。どうしてもピコピコな音になってしまうんですよね……原曲のピアノとシンセの中間っぽい絶妙なバランスがどう頑張っても崩れてしまう。


そんなわけで先人の知恵を借りることにしました。初心者が下手なことするもんじゃないってことだ……Syntn1はいつも勘で触ってるしどれだけ勉強しても何も頭に入らん……たすけて……


ギターソロ

今回のギターソロは原曲の時点で遊びが少なめな印象だったのでそれに倣いましたが、それでも隠し味程度にピッチはいじっています。ボカロのピッチをいじるときと同じノリでいじってるからボカロ歌わせるときの癖がめちゃくちゃギターに出てしまった気がする。

いつもギターのビブラートを手書きで描いてるんですけど絶対もっと楽な方法がある気がします。ボカロのビブラートもよう手書きでかかんぞ。


ドラム

終盤のドラムのノートもいじったりしました。君たち!!市販のMIDIや楽譜が全部原曲通りになっているとは限らないから気をつけろよ!!

あと今回はドラムにだけわずかなディレイをかけて音をブレさせています。ドラムの音そのままだとなんか味気なかったから太さ出すためにやってみたんだけど……どうだこれ? 効果あるのか?


これはN.G.Sのときに学んだのですが、伴奏全体に薄くリバーブをかけると臨場感が出ます(今回はやってませんが)。めっちゃスタジオで録音した感ある~~~って音にしたいときはこうするといい感じになります。


調教に関して

ああ~~~~たこルカちゃんかわいい~~~~~かわいいね~~~~~~かわいいよ最高だよ~~~~~~~


やはり伸びやかさが一番大事なので、以下のように長音の末尾に短い母音を入れています。こうすると特にルカ属は見違えて伸びがよくなるんです。


あと、V2って発音途中で無声音にするの猛烈に難しいんですけどなんかいい方法ないんですかね……以下の「目的地じゃない」の部分、個人的に結構苦し紛れな感じになっています。「く」を無声音にしたかったけどなってないですね。まあかわいいからいいか……

下はDYN。「く」は発音記号を「k」だけにしています

V2で無声音にするときは子音と母音をわけて母音のDYNをゼロにすることで対応しています。V1だったら発音記号を子音だけにすることである程度対応できるんですけどV2はそれができないケースの方が多いんですよね。だいたい「ヴィエリャ」みたいなノイズが走る。


トクロなら無声音はある程度諦めてるんですが、歌だと諦めきれないことが多いですね……まだまだ修行が足りないということか……

下はPIT

オデ こんな感じ(きめてたけどお~の「お~」の最初)でこぶしつけるの スキ


動画に関して

DaVinci Resolveのカラーページを初めて使いました。明るさとか色味を調節するときにね。今までビビって使ってなかったんですよね……だってDaVinci Resolveのカラーページってこんなんなのよ?

すごーい! プロのソフトみたーい!(実際プロも使うソフト)

こんなのaviutlしか使ったことない人間が見たらチビって逃げ出すだろ。でも暗さとか調節するのはこのページだったのでがんばって勉強しました。


今回試したことで割とはまりかけてかつ忘れそうなことを自分用に書いておきます。


複数クリップをまたがってエフェクトをかけたいとき

クリップの長さもグッチャグチャになってるけどこのシーンだけ一括で暗くしたい(カラーページで編集したい)な~~~というとき。aviutlでいうグループ制御ですね。クリップをグループ化するとかだと境目のところでクリップを分割しなきゃいけなかったりしてなかなか思った通りにいきませんでした。

そんな中、いろいろ調べまわって発見した正解がこれ。

「調整エフェクト」ってやつ。

エフェクトのところにあって、そこから引っ張って貼り付ければその部分でだけカラーページで編集ができるらしい!よっしゃああああ忘れないようにしとこ


連番画像をループ再生したいとき

クリスタで描いた透過部分がある、ループ可能なアニメーションを取り込みたいとき。


調べてみると以下のサイトのように、「素材を選んでFusionページにいって、インスペクタの『ループ』にチェックをつければいい」とありました。

試しに連番画像を直接エディットページに読み込ませてFusionページにとんでみたのですが、

「ループ」なんてチェックボックスねえぞ……

こんなのが出るはずだった

「もしかして連番画像はループ再生できないのか!?!?」と思い、背景をグリーンバックにして動画にしてから透過させるなどもしてみたのですが、これをやると超重くなってしまって編集どころの騒ぎではなくなってしまいました。おれのパソコンそんなにスペック高くないんだぞ。

どうしたらいいんだ~~~ともう一度上記のサイトを読み込んだところ、どうやらエディットページでFusionコンポジションを置いてからFusionページで素材を読み込む必要があったようです。


上記サイトの一番最初の手順に太字で書いてたわ。どうも、私は料理の手順①を読み飛ばすし強調された文字も読み飛ばす人間です。



ちなみに、ステージの上で点滅している「新宝島」の文字ですが、どうがんばってもだんだんずれていくのでちょくちょくタイミングをリセットしています。まあそうやってもずれるところはずれるんだけどね。

そもそも新宝島のBPMって158なんですよ。素因数分解したら79×2だぞ。なんだよ79って。どのフレームレートでも合わんぞ。


イラストに関して

今回のMVは本家を再現しようとがんばりましたが、作画コストと私の体力の関係で再現度50%くらいになってしまいました。そもそもたこルカちゃんたこだから新宝島ステップできないねんな……
ほんとは原曲MVの2番サビの、メンバーがいろんな職業等に就いてワチャワチャしてるカットも(全部たこルカちゃんで)描きたかったんですが、力尽きてしまったのでやめました。


終盤で突然たこチゲNEO編成になるのは、ギターソロが聞こえるのに画面にギター弾いてる人がいないのなんかアレだな~~~と思い急遽足したからです。
たこルカちゃんが演奏してるのはフィンガードラムなので……

たこルカちゃんフィンガードラムなら演奏できるだろ!!と思いちょくちょくバンド編成のMVで演奏させていますが、よく考えたらあれ(絵面的に)8本の腕を使えるわけではないので、実質2本指で演奏してるのと同じなんですよね。
2本指でフィンガードラムするの激ムズな気がするんですけどどうなんでしょうか? 有識者の方教えてください。


ちなみに背景のステージは、トレスではなく模写ですが、実は初描きではありません。
昔、別のジャンルで描いておりました。


今ほとんど#コンパスやってないけどね……なつかしいね……たぶん今までtwitterやってて一番伸びたのこれだった気がする。


その他

サカナクションのボカロカバーって半分くらいアルクアラウンドなイメージがあったので、「新宝島は思ったより競争率高くねえだろ~」と高をくくっていたのですが、最近調べたらめっちゃありました。すみませんでした。


特に以下のカバーは聞いた時「や、やべえ………………」ってなりました。



テトさんかっけ~~~~~~~
SynthVのテトさんの力をまざまざと見せつけられました。ビブラートが私の一番好きなビブラートだわ……歌い方が解釈一致すぎる
そして動画よ。このゆるっゆるな感じが癖になるんだ
2番サビの部分が丁寧丁寧丁寧に再現されててちょっと悔しくなりました。


おわりに

はじめてこうやってブログっぽい感じで作りながら考えたこととかメモ書きとか書いてみたけどどうかな。需要あるとうれしいな。
今後もこんな感じで過去のカバーの思い出を語ってもいいかもしれないですね。


冒頭の初心者向け再生リストについて、現時点でAKAITOとたこルカちゃん、そしてアジカンとサカナクションの枠を消費しました。あと私が知ってそうなアーティストで誰が何を歌うのか暇なときにでも予想してみてください。外れても怒らないでね。


ということでここまでお付き合いありがとうございました。



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