「本能」カバー投稿しました
「本能」カバー投稿しました。超絶えろい感じに仕上がったので聞いてね。
以前「新宝島」で書いたみたいな感じでこのカバーの背景とか喋れたらと思います。くそ遅くなってしまって本当にすまない……
DTMは独学かつ勘だから生暖かい目で見てね。
カバーを作ろうとしたきっかけ
このシリーズでございます。
本当は次はさば男くんにするつもりでしたが、がくぽの誕生日動画がこんなん↓だったことと、
今までがくぽの誕生日記念カバーを作ったことがないという衝撃的事実に戦き慌ててがっくんのカバーを前倒しで作ることにしました。
選曲について、今回は椎名林檎の曲にしたのですが私自身椎名林檎のアルバムで聞きこんでいるのは以下のみです。
- 無罪モラトリアム
- 勝訴ストリップ
- 加爾基 精液 栗ノ花
「加爾基 精液 栗ノ花」めちゃくちゃいいのでおすすめです。
まあとにかく以上の3アルバム以外の曲はあまり知らないので、椎名林檎に関してはそこまで詳しいとは言えないと思います……
ヤマハのMIDIショップで調べた時も6割くらい知らない曲だったし。
とはいえ「本能」「丸の内サディスティック」「歌舞伎座の女王」「ギプス」「浴室」辺りの有名どころはおさえられているので、この辺りから選曲することに。
他の人があまりカバーしてない曲にしたいなあと考えていたのですが、そこは流石椎名林檎ともいうべきか、だいたいは神調教なカバーが既に投稿されています。
ついでに私のお気に入りのカバー動画も貼っちゃお。
上の音源を用いて作られた動画が下の動画なのですが、調声めちゃくちゃ好きだしDIVAでここまで高クオリティのMV作れてるのすげ~~~~って思います。
DIVAのエディットいじりまくってた時期あるからわかるんだ DIVAのエディットは口パクするだけでもだいぶきつい
act.1リンちゃんの良さが全部出てる良カバーです。ピッチのいじり方にかなりこだわりが見える…………
かなり繊細で程よいハスキーさが耳に心地いいです。
途中途中の喉を絞めるような特徴的なしゃくり声が巡音ルカ持ってるけどどうやったらできるのか私にはわかりません 何したらこうなるんですか??PITでいいのか????
アップテンポアレンジになっていてとても良いです。ミクちゃんの歌い方が楽しくそれでもえっちく歌ってる感じがして好きですね…………
結局どれを歌わせるか結構悩んだのですが、最終的には「ナース服着たがっくん描きたい!!!!!!!」という気持ちに正直になって「本能」を選択しました。
音作りに関して
今回も例によってヤマハさんから買ったMIDIを使ったのですが、今回はあんまりここの項喋ることないな…………
使ったストリングス音とブリュリュリュリュリュ音の作り方のメモだけのっけておくか……
ストリングスについて
私は基本的に楽器(VST)は無料のものしか使わない主義を貫いているのですが、ストリングスは結構扱いが難しいんですよね。
というのも、ストリングスって勝手に音域ごとにパンが振られてることがほとんどなのです。
リアルのオーケストラだとバイオリンやチェロなどの配置が決まっているそうなので、それに忠実になって左右に音が偏った状態で録音されていることが多いらしいのですが……一方でポップスで使われているストリングスって左右にパンなんか振られてないことの方が多いのです。
だからこっちからすれば「いやそういうの余計なお世話だから!!!!!!!」となってしまうのです。しかもフリー音源だとパンをいじれないことも多いし……
また、パンが振られてなくてもだいたいのオーケストラ音源は音の立ち上がりがスローかつ立ち上がりの制御ができないものも多いです。
今回の「本能」のイントロの「デーーーーーーー」音とか、既に鳴ってる音の最初を切るとかしないと再現できなくなってしまう……
この問題を解決できた音源を(だいぶ昔にですが)発見したので紹介したいと思います。
それが以下の「Orchestools」という音源。
これ、かなり小回りが利いて使いやすいです。ADSR完備かつしっかり反映されるのでオススメです。しかも弦楽器だけじゃなく金管楽器もある。神。
難点をあげるとするなら、
- 重い(WAVに書き出すときにおそらくこれの影響でCakewalkが50回くらい落ちた)
- ↑と関連あると思うが、音に「ブリリリリリリリ」というノイズが入る
- 新規プロジェクトの初期サンプリングレートを22050にしてから44100に戻すとノイズが消えるときもあるけど消えないときもある(そもそも新規プロジェクトの設定だから関係ないはずだし)…… この現象は一体……?
- あとミキシングレイテンシのバッファサイズは882にしておかないと怒られます
- Orchestoolsの画面上の鍵盤で音を鳴らしまくってると音が止まらなくなることがある
- Orchestools上で音が鳴りっぱなしになっている楽器を変更すると音が止まります
などですかね……特にノイズに関しては誰か有識者がいましたら確実な対策を教えてください。パソコンのスペックが足りないだけだと言われたらふて寝します。
ただ、一旦ノイズ問題が解決すればかなりイメージ通りのストリングス音が作れるので検討してみる価値はおおいにあります。
ちなみにインストールにめちゃくちゃ時間かかるのでそこも注意です。
シンセ音について
間奏や前奏で鳴っているブリュリュリュリュリュ音について。
作る前は「どうやったらこんな音作れるんだよ」と怖気づいていましたが、いじってみたら意外とあっさりできたのでメモとして貼っておきます。
右下はモジュレーションホイールのオートメーション |
使用シンセはお馴染みSynth1です。
プリセットの「122: wind」を下敷きにLFOでfilterを激しく揺らしたらブリュリュリュしました。シンセは奥深いね……
調教に関して
がくぽと『あ』と子音分割
V2がくっぽいどをいじった人間なら誰もが一度は頭を悩ませたことがあるであろうあの問題が今回も立ちはだかります。
その名も、「がくぽ、『あ』だけ母音のつながりがなめらかじゃない」問題です。
今回のカバーでいうと「正しく舐め『あ』う傷は『あ』~」のところに顕著に出ているかと思います。
この部分は以下のように母音と子音で分割しています。
母音と子音を分割した例 |
よく聞くと、分割したところで『あ』の発音が大きく変わっていることがわかると思います。
また、あえて分割しなかった部分でわかりやすいのは「果たされ『な』いことなど」の『な』ですね。分割するときとしないときで『あ』段の発音がこれほど変わってきます。
母音と子音を分割しなかった例 |
「な」というよりは「ヌァー」という発音になるんですね。「ヌァー」から無理矢理「あ」に繋げるため、母音を分割をすると繋がりが不自然になってしまうわけです。
これの対抗策で私が今備えているのは以下の4つです。
- 子音にあたる音符をすごく短くする
- 子音にあたる音符をすごく低くする
- 母音を分割した周辺だけ音量を小さくする
- 諦める
ただどれもごまかしの域をでないのでなかなか困っていますね……世のがくぽ使いはどうしているのだろうか……
巻き舌
短い「る」を重ねると巻き舌になりますが、そこにさらにBREを上げてやると巻き舌の主張が強くなります。
「劣等感カテゴライズ」の「rrrr劣等~~」のところ |
最初の部分
一番最初のうにゃうにゃ言ってるところですが、あそこは調べたところどうやら「本能」の英語詞を歌っているそうです。
I just want to be with you tonight
I know that you want to be my babe
これ私の幻聴だったら申し訳ないんですけど、この部分、左右で声のエフェクトのかかり方が違うように聞こえます。
具体的には、左の方が音がバシャバシャしている気がする。
イラストに関して
我ながらエロすぎる絵が描けたと思っています。そして厚塗り。
今まで何度も厚塗りに挑戦しては「二度とこんな塗り方するか」と筆を投げてきましたが、ようやく「楽しんで塗れる方法」を編み出した気がします。
今回の厚塗りは、
- まずつぶやき動画くらいのラフさの線画を描く
- 線画の下のレイヤーに白黒で陰影を厚塗りっぽく塗っていく
- 線画レイヤーをコピーして残しておいてから、線画レイヤーと陰影のレイヤーを統合し、線が汚いと感じるところを整える
- 新規レイヤーのレイヤーモードをオーバーレイにして色を乗せる(残しておいた線画レイヤーを参照レイヤーにしてバケツツールを使う)
- 色調補正とかなんやかんやする
これのいいところは
- 最初の線画はつぶやき動画くらいのクオリティでいいし、線画の修正作業がそのまま「厚塗りっぽさ」に繋がる
- 雑とはいえつぶやき動画くらいのクオリティの線画ならバケツツールは機能するので色乗せが楽
ちなみにラフ段階ではもう少し引きで描いていました。
X(twitter)で「全身描いてます」って言った気がするけど確認してみたら腰までしか描いてなかったわガハハ
全身描いたよ!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみに原曲MVの服はもっと白いんですけど、私が「もっと……! もっとアクセントカラーが欲しい……!!」となったため赤い部分を多くしています(ネイル、ピアスなど)
その他
今回動画編集はDaVinci Resolveではなくaviutlを使っています。
というのも私のノーパソのスペックでは前回の新宝島の時点でDaVinci Resolveが重うて重うてしゃーなくなってしまったんですよね……そんなに大したことしてないはずだというのに……
ただ、DaVinci Resolveは「波形を見ながら編集できる」「動画編集と音声編集(コンプ、イコライザ)を同時にできる」という点においてはaviutlに勝っているため、 今後はトクロ動画はDaVinci Resolve、カバー動画はaviutlという風に使い分けようかなと思います。
ちょっと凝ったカバー動画なんてaviutlの時点でだいぶ重重(おもおも)状態だったのに、DaVinci Resolveでやったら一手ごとに2分待つはめになりそうでとても作業にならなさそうだもの……
つぶやき動画はDaVinci Resolveで作ってます。
おわりに
私のあげているカバーの中ではがっくんのカバーが少ない傾向にある気がするのでもう少し増やしていきたいです……はい……
歌わせたい曲がないわけではないのよ! ほんとよ!
さて、次の有名曲カバーにとりかかる前に漫才とたこチゲNEOカバーを作ることになりそうだな……
それまでに1つくらい作れたらなあとは思っています。
ということで最後までお読みいただきありがとうございました!
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